オンラインで日本語を学習しよう
今年こそ日本語をマスターしよう
日本を象徴するイメージといえば、春の桜であったり、冬の雪景色の中の寺院、さらには夜の東京の活気あふれる街並みやハイテク技術、そして古い伝統と歴史。そして、忘れてはいけないのが、日本語という言語です。複雑でありながらも美しい言葉、それが日本語。
日本語を母国語として話すネイティブ人口はおよそ1億2800万人。そのほとんどが日本に住んでいると言われています。ところで、日本語の習得にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか? 答えは、およそ2200時間(およそ92日間!)と言われています。最近では、日本語の学習にチャレンジする人がより増えていきています。世界で最も難しい言語のひとつと言われる日本語ですが、その魅力にとりつかれる人が増えているということです。
こんにちは (Konnichiwa)
日本語の単語で一番知られているものといえば、間違いなく「こんにちは」でしょう。しかし、この「こんにちは」だけで日本人のコミュニティに溶け込めるかというと、難しいのが現状です。日本語人口のうち98.5%は日本人であると言われており、外国人にとっては日本人社会に入りこむのはなかなか難しいのです。もし日本語を話せるようになれば、それだけでも壁がなくなり、日本人の友達を作ったり、日本文化をより深く知ることができるようになります。
Tandemのアプリのアプリを使えば、日本に住んでいる言語交換パートナーを簡単に見つけることができます!「こんにちは」だけでない、より幅広い表現を日本語ネイティブの日本人から教えてもらいましょう。
この記事では、日本語の文字とローマ字について解説していきます。
日本語を勉強するメリットは?
1. 日本は文化と伝統豊かな国です。多くの人が、独特の日本文化を体験するために日本を訪れます。日本語が話せるようになることで、日本文化をより深く体験し、楽しむことが確実に可能となります。
日本語が話せるようになることで、日本文化をより深く体験し、楽しむことが確実に可能となります。
2. 自慢できる言語であること。 難しい言語だからこそ、自慢できる!日本語は世界で最も難しい言葉のひとつと言われていますが、だからこそ家族や友達に自慢しがいがある言葉でもあります。さらに、履歴書に日本語ができると書くだけでも、他の候補者と差がつくはずです。
3. 日本旅行に便利! 日本はとにかく一度訪れるべき国です。大都市東京の活気から、古都京都の寺院、さらには富士山まで、あらゆる選択肢があります。基本的な日本語ができるようになると、日本旅行がよりスムーズに、そして楽しくなります。
4. 他のアジア系言語の学習がよりカンタンになる! 日本語ができるようになると、その他のアジア系言語をマスターするきっかけにもなります!日本語は世界でも有数の難しい言葉ですが、日本語がマスターできてしまえば、その他の言葉はずっと簡単に思えるはずです。日本語ができるようになったら、韓国語か中国語にトライしてみましょう。あるいは、ラテン文字やアルファベットを使わない言語にトライしてみても良いでしょう。タイ語、ロシア語、アラビア語などがオススメです。
日本語の文字と書き方
日本語の文字と書き方
日本語の文字と書き方を理解するには、少し時間がかかるかもしれません。まず、日本語には3種類の文字の書き方があることを覚えておきましょう。ひらがな(平仮名)、カタカナ(片仮名)、漢字の3つです。ひらがなは48文字から構成され、日本人の子供たちが一番最初に習う文字です。その次がカタカナであり、47文字から構成されます。ひらがなとカタカナはほぼ同じ発音です。
ひらがなは日本語の言葉に使われ、カタカナは、外国語や外来語に使われます
ひらがなとカタカナの違いは一体何でしょうか?主な違いとしては、ひらがなは日本語の言葉に使われることです。例えば、「ねこ」 や「さくら」 といった日本語の言葉にはひらがなが使われます。
一方でカタカナは、外国語や外来語に使われます。例えば「スマートフォン」 や「ペン」などです。
そして、最後に重要なのが漢字です。漢字は中国由来の文字で、その文字そのものが意味を持っています。下の例を見てみましょう。
漢字 | ローマ字 | 英語訳 |
---|---|---|
一 | ichi | one |
二 | ni | two |
三 | san | three |
木 | ki | tree |
林 | hayashi | woods |
森 | mori | forest |
ここで漢字がどのように機能しているか例を見てみましょう。例えば、漢字で数字の1は「一」と横棒1本で表します。2は「二」と2本線、3は「三」と3本線となります。似たように、「林」という漢字も、「木」という漢字が2つ並んで成り立っています。「森」という漢字の場合は、「木」が3つ集まっています。
日本語で使われる漢字はすべて数万字も存在しています。日本語を流暢に話せるようになるには、漢字を使いこなせるようになることが必須です。ですが、日常生活で必要とされている漢字はおよそ2136文字と言われています。日本語ペラペラを目指すのであれば、これらの漢字をマスターするのが目標といえるでしょう。
日本語の文法の学習について
日本語学習において、意外にも文法が一番簡単といわれています。英語の文法とは大きく異なりますが、文法に関しては特別難しいわけではありません。この次の章では、基本的な日本語の文法事項や文章構造、動詞の活用について説明していきます。
日本語の文章構成
日本語では、まず主語が頭にきて、その次に目的語、そして最後に動詞がきます。いわゆる「SOV」の順番です。英語では、主語の次に必ず動詞がきますので、これは大きな違いです。ここで例を見ていきましょう。
日本語 | ローマ字 | 英語訳 |
---|---|---|
私は犬が大好きです。 | Watashi (I) wa inu (dogs) ga daisuki desu (love). | I love dogs. |
メアリーはトムに電話しました。 | Mary (Mary) wa Tom (Tom) ni denwa shimashita (called). | Mary called Tom. |
エリザベスは毎日日本語を勉強しています。 | Elizabeth (Elizabeth) wa mainichi (every day) nihongo (Japanese) wo benkyou shiteimasu (studies). | Elizabeth studies Japanese every day. |
日本語の動詞活用と時制
日本語の動詞の活用では、不定詞(動詞の原型)を自分が話したい時制に活用することになります。ここでは、「食べる」という動詞を例に見てみましょう。英語には合計で12の時制が存在していますが、今回は過去形、現在形、そして未来形の3つのみに集中して説明したいと思います。
過去形 - 「私は食べた」
現在形 - 「私は食べる」
未来系 - 「私は食べる」
日本語には2つの時制しか存在していないので、動詞の活用においては他の外国語よりも簡単であるといえます。 日本語の時制は過去形と、非過去形の2種類のみがあります。日本語では、現在形と未来形で同じ時制を使います。これが、非過去形です。つまり、日本語は現在形と未来系を区別しない言語のひとつであることがわかります。
「食べる」という動詞の非過去形は食べる (taberu)です。例えば、次のように使うことができます。
私はチョコレートを食べる。 (Watashi wa choco-leito wo taberu) - I eat chocolate or I will eat chocolate.
時に、非過去形の時制はあいまいに感じられるでしょう。現在のことを話しているのか、未来のことを話しているのか判断しにくいかもしれません。この場合、明日 (ashita)や来週 (raishuu) など、時間を表す単語を文章の頭に加えることで、意味が明確になります。
明日チョコレートを食べます。 (Ashita choko-elito wo tabemasu) - Tomorrow I am going to eat chocolate.
さて、この文章は「明日」という単語が冒頭についている通り、未来について話している文章です。ですが、動詞の活用そのものは現在形と変わりません。
「食べる」という動詞を過去形にするには、動詞の胴体部分を見極める必要があります。「食べる」という動詞の動体部分は「食べ」です。よって、最後の「る」の部分のみを活用する必要があります。過去形にするには、「食べる」の「る」を「た」に変え、「食べた」と活用します。
私はチョコレートを食べた。 (Watashi wa choco-leito wo tabeta) - I ate chocolate.
日本語の動詞活用にや時制にはその他にもたくさん学ぶべき内容がありますが、まずはここで説明した内容からスタートすると良いでしょう。
日本でのマナーや敬語
日本文化で最も大事なことといえば、マナーや礼儀、そして敬語です。日本人は外国人に敬語やマナーを完全に理解するよう期待することはほぼありませんが、特定のシチュエーションでは日本流のマナーや礼儀を見せることで、日本文化への尊敬を示すことが可能です。
まず、日本語には普通語(いわゆる「タメ口」など)と敬語の2種類があることを知っておきましょう。もし近しい家族や友人との会話であれば、普通語で問題ありません。しかし、職場での同僚や上司、目上の人、ホスピタリティや接客業で働く人や見知らぬ相手には、敬語で話すことが必要です。
また、日本文化ではビジネスミーティングや接待の場面でも特定のマナーやエチケットが存在しています。例えば、オフィスによっては玄関で靴を脱ぐ必要があったり、席順が地位や肩書きで決まっていること、そして主催者に促されてから初めて席に着くことが許されるなど、です。また、名刺の交換も非常に大切なビジネスマナーのひとつです。名刺なしで商談やミーティングに行くのは失礼そのものとなりますので注意しましょう。
そして日本では、誰かに挨拶するときは尊敬の意味をこめて、礼をするのが定番です。このお礼におけるおじぎの角度は、おじぎをする相手によって異なります。一番浅いおじきで15度ほど、深いおじきでは90度ほど傾けます。
もし日本に行く予定がある人は、一番使われているおじぎの例として、会釈と普通礼の2つを覚えておきましょう。会釈は最も頻繁に使用され、おじぎの中でも一番カジュアルなものです。これは友達同士や近所の人同士、先生やその他の知り合い同士などでも使うことができます。極めてフォーマルでない、カジュアルな場で使われるおじぎです。下の映像から会釈の方法を見てみましょう。
一方、普通礼はよりフォーマルで公式の場で使われるおじぎです。例えば、初対面の大切な商談などでは普通礼をします。また、買い物に行った場合には、店員がお客さんに感謝の気持ちを込めて普通礼するのが定番です。
日本語の発音と日本語の基本的なフレーズ
日本語は英語とは異なり、すべての音節(または拍)に同じウェイトを置いて発音する言語です。
次の基本的な英語のフレーズを聞きながら、どのようにしてすべての音節に均等にウェイトを置いて発音しているかチェックしてみましょう。
日本の1年の行事において、桜の季節は日本人にとっても、外国人にとっても最も重要な季節です。桜の季節ならではの日本語もたくさんあります!花霞 (Hanagasumi)や桜吹雪 (Sakura fubuki)などの美しい表現を学びましょう。また、これらの桜やお花見にまつわる単語を英語で言う方法もこちらからチェックしてみてくださいね。
日本語学習におすすめのアプリや教材
どんな方法で日本語を学ぶにしても、無料のものから有料のものまで便利なアプリや教材がたくさん存在しています!次のアプリや教材を活用して、日本語レッスンやオンライン授業に加えて活用してみてください。
1. Tandemのアプリ
Tandemのアプリを使えば、日本語ネイティブの言語交換(ランゲージエクスチェンジ)のパートナーが簡単に見つかります! Tandemのアプリで日本人と交流しながら生きた日本語を学ぶ方法以上に、効果的な方法はありません!Tandemのアプリは世界中に1000万人以上のメンバーを誇ります。その中から、同じ趣味や目標を持った、気があう言語交換パートナーを見つけて、会話練習してみましょう!こちらからTandemのアプリにカンタンに無料登録可能です。
2. マンガ
目で見て覚えたいタイプの人にはマンガがおすすめ。マンガは日本の文化でも重要な位置を占めるカルチャー。日本語を勉強中の人にもおすすめの教材です。マンガによっては、ふりがながついているものもあるので、読みやすいはず。初心者には、子供向けのマンガがおすすめです。 おすすめのマンガといえば、まずは「ドラえもん」。英語版も出版されているので、日本語版とあわせて読みながら比較するのもおすすめです。
3. 日本語のブログ
日本語学習のエキスパートや、日本語を実際にマスターした人たちによるブログもおすすめの教材のひとつです。最も有名なのがTofuguです。こちらのブログでは日本語学習のヒントだけでなく、日本文化についても詳しく解説した記事がたくさん掲載されています。さらには映像やイラストも満載で、楽しく読み進めることができます。日本語学習の総合的ガイドともいえるような、必見の内容です。
4. 日本語のポッドキャスト
初心者にはNHK Worldの「やさしい日本語」がおすすめです。こちらのウェブサイトでは日本語学習中の人に向けた無料のオーディオレッスンの音源をダウンロードすることができます。「大学で」、「買い物」、「レストラン」といったテーマ別にレッスン音源をダウンロードすることが可能です。
もし中級以上のレベルで、より口語的な表現やスラングを学びたい人は、TBSラジオのポッドキャスト「JUNK」がおすすめです。日本でも有数の人気コメディアンやお笑い芸人によるポッドキャスト番組ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!